ARとコミュニケーションのヴァリエーション

 AR仮想デートドライブ(初音ミクVer)と題した動画を見た。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17978471

助手席を見ると、好きな相手が投影され、コミュニケーションが取れる

製品コンセプトとしては"好きな相手と仮想ドライブできる"としております。

 ちょっと面白かったけれど、自分で使いたいかというとそうは思わない。


 実在の人間を投影して、テレビ電話の一種として利用するかというと、それは求める人は多くないだろう。
 実際に会うということに比べれば、劣化したコミュニケーションだからだ。
 テレビ電話が利用されるのは、コミュニケーションそのものが目的でない場合だ。会議がその代表としてある。


 実在の人間の代替として仮想人格とコミュニケーションを取ることは、もっとニーズが少ないだろう。


 「コミュニケーションそのもの」への欲求とAR技術とは、食い合わせが悪いような気がしてきた。