CPUの創りかた

CPUの創りかた

CPUの創りかた

 ICから電源ユニットまでの距離が遠いので、ICの直近に電源用のコンデンサを配置する必要があるそうです。
 通電時間を考慮しなければならないなんてすごい世界ですね。


 コンデンサの充電時間を利用してクロックジェネレータ回路を作るとか、なるほどと思いました。
 チャタリング(スイッチの接点のバウンド)によるOn/Offの発振を防ぐためにもコンデンサの充電時間を利用するんですね。


 「おわりに」にある次の言葉が良いですね。

 CPUに限らないんですが、仕組みが解った方が世の中とか人生は楽しいです。そう思います。だからこの本を書きました。
 P317


 仕組みが解るってことがモチベーションにつながるという気質は、もっと肯定されても良いように思います。

 知的好奇心を肯定できることが社会の豊かさだとも思いますし……。