CPUの創りかた
- 作者: 渡波郁
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2003/10/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 35人 クリック: 445回
- この商品を含むブログ (192件) を見る
ICから電源ユニットまでの距離が遠いので、ICの直近に電源用のコンデンサを配置する必要があるそうです。
通電時間を考慮しなければならないなんてすごい世界ですね。
コンデンサの充電時間を利用してクロックジェネレータ回路を作るとか、なるほどと思いました。
チャタリング(スイッチの接点のバウンド)によるOn/Offの発振を防ぐためにもコンデンサの充電時間を利用するんですね。
「おわりに」にある次の言葉が良いですね。
CPUに限らないんですが、仕組みが解った方が世の中とか人生は楽しいです。そう思います。だからこの本を書きました。
P317
仕組みが解るってことがモチベーションにつながるという気質は、もっと肯定されても良いように思います。
知的好奇心を肯定できることが社会の豊かさだとも思いますし……。