石垣島旅行記

 旅行記というほどのものでもないが、旅程など残しておく。
 福岡空港石垣島空港。13:50着。
 石垣港→船(10分程度)→竹富島


 竹富島にある寺は行くべき。資料館が良かった。案内してくれた人がとても好印象でそう思うのだけど。


 ホテル日航八重山チェックイン。荷物は、石垣港へ行く前に預けておくことができる。
 夕食は焼肉「石垣島」。肉はうまかった。まあ、焼肉はあんまりくわないので、比較できないけど。
 最後のピビンバが、一人前だけどきちんと丼一杯の分量で出てきてびっくり。良心的。
 4人で、\17,800なので、安かった。ビールは3杯くらいで、泡盛の3合瓶を呑んだので、酒代が安かったのかな。
 店員さんが少なくて、業務がまわってなかったのが玉に瑕。まあ、一番込む時間帯だったみたいだし、あれくらいなら問題ないレベル。


 2日目
 朝食はおいしかったので結構食べた。前の日は、ご飯ものとかほとんど食べなかったので、食っとこうと思ったんだよね。
 西表島へ船で渡る。45分程度。
 朝飯をくってしばらくしたあたりから気分が悪くなる。泡盛「請福」で二日酔いになったらしい。食い物を腹に入れて、血流が良くなると二日酔いが発症するということは、自分にはたまにある。起床後しばらくは動けるんだよな……。
 船が港を出て巡航し始めたころに、トイレに駆け込んで吐く。
 しばらくしてまた吐く。
 着くころには完全に発症。仲間川のクルーズには、みんなで行ってきて、と私は待機。
 クルーズ船の出港待ちの間にも吐く。車の脇から、海ぎわまで、ススッと歩いて、海面にぶちまけたり、待合所のトイレでも一度。
 防波堤の先で、クルーズ船を見送る。風が気持ちいい。


 浦内川のクルーズに向かって、レンタカーを走らせる。
 途中のスーパーで栄養ドリンクを買ってのむ。
 野生生物保護センター? に入館。ここは最近改装したのか、展示方法などが洗練されていてよかった。


 浦内川のクルーズは、マングローブ林を間近にみることができる。マングローブというのは汽水域に生える植物の総称なのだそうだ。
 船着場から山道を歩いて、滝を見に行こうとするが、時間が足りずに途中で引き返す。ちょっと残念だが仕方ない。最終便に遅れたらどうなるのかちょっと気になるところ。携帯は圏外だったしね。


 ペンション「星の砂」。
 夕食つきだが、メインディッシュが刺身の盛り合わせということで食べたりず、ゴーヤーチャンプルーを単品で追加注文。これはうまかった。普通の郷土料理で高級な食材とかではないんだけど。
 夜になって客室の前の芝生に出ると、石垣島の明かりが見えた。


 3日目。
 ペンションの脇の坂道を降りるとすぐに砂浜となっている。星の砂ピーチと名づけられているが、その名に偽りなく、足元の砂すべてが星の砂だった。これにはびっくり。立って見ると、やや赤みがたった砂なのだが、手にとると、星状の突起を確認することができ、この一粒一粒が珊瑚の死骸である星の砂なのだ。


 由布島へ水牛車で渡る。
 由布島は砂でできているが、リーフのおかげでほとんどうねりが打ち寄せることがないため、侵食されずにいるのだろうとの、ガイドさんの解説に納得。


 再び、船に乗って石垣島へ。
 川平湾までレンタカーで移動。
 グラスボートで珊瑚礁の近くを回遊。珊瑚の色の鮮やかさ、熱帯魚との取り合わせはテレビでしか見たことがなく、目の当たりにすると、どこか現実感がなくなってしまうほど。


 島の北端の平久保へ。
 展望台からは、岬の突端からきれいに円状に広がるリーフがよく見える。
 傾き始めた陽に照らされた海は、リーフ内のエメラルドグリーンとその向こうの青とが、白い波頭をはさんでコントラストをなしている。


 明石食堂でソーキそば、生姜焼き定食、とんかつ定食。
ソーキそばは、スープはわりとあっさり。まあ、油が浮いているような博多とんこつに馴染んでいるせいかもしれない。
生姜焼きもとんかつも普通においしい。あと量は多いので、小食な人は満腹になると思う。
 

 ペンション「Toriton」
 部屋は東向きで、入り江が正面に見える。ちょうど満月がのぼるころに部屋に入ったので、海面に月光が映えていた。
 夜中近くになると月明かりは増してきて、うっすらと入り江全体が緑がかって光っているようにも見えた。
 このペンションでは、ぜひ満月の夜を経験して欲しい。


 4日目
 市街地の中をめぐる。
 宇部御獄。近所の方が掃除をされていた。少し話を伺ったが、各所の御獄も厚い信仰の舞台となっているようだ。
 宮良殿内では受付のおじいさんが、いろいろな話をしてくれる。これは絶対に聴くべき。
 いろいろ話してくれたけど、そのとき偶然に戦時中の話になった。先の大戦中はビルマにいたそうだが、(弾着の)測量を担当していたため生き残ったとか。


 唐人墓。テンペストで少しばかり登場する。
 普通の観光客にとっては、派手なところではないけれど、小説を読んでから来たものだから、その場に立って過去の事件に思いをはせると琉球人の心意気などがなんとなく感じられるような気がする。


 14:25 石垣空港
 手荷物の中に○○○が紛れ込んでいて、手荷物検査(X線透過)で止められた。これを廃棄ということで済んだけれど、ちょっと向こうで事情を聞かせて、とかなってたら乗れなかっただろうな。
 他の国だったら絶対アウトだったわ。やっぱ日本スゲー。
 安全とか信頼って、いろいろなところで社会全体のコストを減らしてくれるんだよね。