TENET

10日にイオンシネマにて

 

SFというよりも、逆行というトリック、特殊条件下でのスリラーだと思った。

 

エントロピーを持ち出して科学っぽさを演出しているけど、合理的な理論付けがない。SFらしさが感じられない。

逆再生の映像的インパクトに極振りということか。

 

とはいえ、伏線とその回収は、裏の主人公の回復・成長の物語ともからんでいて、よく出来ている。アメリカの脚本はこういうのをそつなくこなしてクオリティが高い。