用心棒

 椿三十郎を見た人なら、これが対になる作品であることがすぐわかるようになっている。


 ネットのどこかでみた「刺身にしてやる」の元ネタが見られてよかった。こういうユーモアはほんと秀逸だと思う。


 人間味と非情さが同居する人物像だとか、人間社会のどうしようもなさ、寂寥感があって、「座頭市」を撮った北野武の源流かも知れないと思った。