テンペスト
- 作者: 池上永一
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/08/28
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 122回
- この商品を含むブログ (178件) を見る
- 作者: 池上永一
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/08/28
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 30回
- この商品を含むブログ (145件) を見る
女は魅力的だったり、すごくクセが強かったりするのだけれど、男は浅慮というか、描写がうすいのか、あまり存在感がない。
いや、ないことはないし、ストーリー上で重要な役回りなのだけれど、それ以上のものが強く感じられない。
もういっそ池上さんは男性キャラがいない小説かけば良いと思う。
それからやっぱり、ラノベに近づいているような気がする。
以下、引用含む。
「疲れているなら千寿コウを召し上がれ」
――む、胸焼けが。
下巻 P219
「もう勘弁してください……」
真美那は全然懲りていない。こういうときこそあの手だ、と真鶴は閃いた。
「真鶴、泣いちゃう……」
「泣けば?」
下巻 P284
このあたりの、真鶴、真美那のやり取りは本編の中でも一番楽しい。