種子島輪行。H3初号機打ち上げ
2023/03/05
種子島に輪行して射場に行くことも考えて替えのチューブを買っておく。これが後で時間の節約につながった。
2023/03/06
高速船7:30発9:05の便が空席ありで、レンタルバイクで走れば射場まで間に合うかもという目論見。
高速船の当日の帰りの便は満席なので、翌日の帰りの便と併せて往復で予約。
が、宿が取れない。
いったんレンタルバイクを予約しようとするが、これも空き無し。
無理かと思ったが、高速船の空席表示で当日の帰りの便に空きがある。予約のページでは満席の表示で予約に進めない。
予約センターに電話すると、ちょうど1つ空きができたとのことで、高速船の当日14:00が予約できた。
射場へは行けないが、鹿児島から見るよりは近い。
go/no goで言うならgoだ。
自転車は高速船で運べるので、自走して東海岸まで行こう。
17時まで仕事
17:50~18:40くらいまでチェーンを灯油であらう。
輪行袋への収納は暗くなったので玄関ドア前で。
替えのチューブ、ヘルメット、グローブ、アイウェア、空気入れ、は最低限の装備。
チェーンロック、スマホバッテリーはサドルバッグへ。
後は着替え、タオルで充分だった。
気温が高くなく、ジャージは着なかった。
見学場所、東海岸へのルートを検討するなどして、ベッドに入ったのは23:30ごろ
03/07
00:30ごろに起きる。
00:55発
05:50鹿児島北ICで降りて、ローソンで弁当を買う。
駐車場に入庫し、6時過ぎに窓口へ。
出発の1時間前から受付とのことで、第1便の7:30の1時間前で6:30より窓口が開くらしい。
運転席で少し目を閉じて休み、6:45に窓口へ。
往復料金をクレジット決済18,800円、自転車は1000円(現金のみ)
乗船は10分前からとのことだったが、20分まえくらいから乗り込んでいる。今日だけかも。
自転車は自分で抱えて行き、整理員の指示に従い、1階中央の荷物置き場へ。
座席はせまい。
事前に別の方の記事を見たとおり、ジェットエンジンの回転音が聞こえる。
普通の船より機敏に動くように感じた。
後で別便のときに船外から離岸の様子を見たが、気泡が船の真横に向かって流れていて、スクリューの向きが変えられるのかもしれない。
最後に下船したので、9:15くらいか。
自転車を組立てて走り出しが9:35ごろ。あと1時間しかない。
西之表から東に向かう道はすぐに上り坂だが、高揚感にまかせて登る。
2つ丘を越えてまだ9:45だったので、石堂付近のガソリンスタンドから東南方向の道に計画変更。しかしこの道はアップダウンが多く失敗だった。
気合いで走って10:02に東海岸沿いの道に出る。
このペースならもう一つ向こうの岬にいけるはず。
しかし、ここから失速
GPSが不調ではっきりしないが大野公民館の手前あたりで、県道からの脇道に軽トラと2人の人影が見え、南の空を見ている。
彼らも打ち上げを見るつもりだとあたりをつけ、脇道に入ってここからロケット見えますかと聞くと、はたしてあのあたりだろうという答え。
自転車を道の南側に置いて撮影に備える。
思ったより東側から登ってきて稜線近くの動きは見落とした。
数十秒後に遠雷のような音が聞こえた。
高度が上がると太陽に重なって見えない。
航跡の雲は地表近くと、高高度が乱れ、真ん中がよく残っていた。
帰り道でYoutubeを聞いていると2段目で指令破壊とのこと。
宇推さんの涙声
しかし、14時に間に合うように帰らねばならん
12:45ごろに市街地に到着。
ニュー種子島、あらきホテルの窓口にてキャンセルがないか尋ねるが無し。
夕方にならないとわからないとも言われたが、もう待てない。
せっかくだから昼食をとろうと思うが、営業中の店は少なく、手近なラーメン屋へ。
今回は輪行袋への収納は比較的スムースに。
準備ができたら、鹿児島の宿を探す。
カプセルホテルを予約していたが、やはり部屋でゆっくり食べたいのでビジネスホテルを探すも満室。
霧島まで1時間と思ったより近かったので、霧島の民宿に予約を入れる。
船の出発は10分遅れくらい。
輪行袋を横にしないと車に積めないのだが、不安なので、前輪のみ外す従来の荷姿へ変更。
海沿いの国道は事故で渋滞。16:50~17:40くらいまで。
民宿から少し手間のスーパーで刺身や惣菜などを買い込む。黒糖焼酎も。
あまり酒が進まず、そうそうに床につく。
Happy Hacking Keyboard
PFU Happy Hacking Keyboard Professional JP 墨 PD-KB420B
2008/12/20にAmazonにて。20830円
2021/10/30に初めてキートップを外して掃除した
キープラーはリアルフォースに付属のものを利用。斜めに引っかけてなるべく真上に力がかかるようにして引き抜く。固いキーが1つか2つあった。
始めにキーボード本体側に取りかかる。
古い歯ブラシで払うと掃除機でも取れなかった食べかすがとれる。
ティッシュを濡らして割り箸で隙間をこそぐとだいぶきれいになった。割り箸だと太いところは綿棒、爪楊枝と段階的に。
1カ所は飲み物が乾燥して粘着したような汚れもあり、これもだいたいとれた。ネジを外しての分解・水洗いはしない。
キーは洗面器に洗濯洗剤を溶かして浸す。
網ざるにあけてすすぎ。
乾燥して水垢が模様になったら困るので表面側だけティッシュで拭いてクッキングペーパーの上に置くがキートップの内側に水滴が付いて乾燥しない。
網ざるにクッキングペーパーを敷き、ジャラジャラと振る。小豆洗ってこんな感じだったかな。
表面に再び水が付着するが、今度はタオルで拭き、網ざるにためて、タオルの上で乾燥させることにする。
風呂に入るなどして1,2時間、十分な乾燥は諦めて再装着を始める。存外にキートップの文字列が読み取りにくい。それにキーの位置がわからない。指が覚えているとはまさにこの通りで、頭で考えても位置がわからない。事前に写真を撮っておいてよかった。
再装着だけで20分くらいはかかったと思う。
25周年記念モデルの新色「雪」が限定モデルなので所有欲が湧いているところ
シン・エヴァンゲリオン
イオンシネマにて
物資の配給があるなど、戦後のイメージに近い村社会。
労働が義務化されていて共産主義にも見える。
綾波と共同体(のおばちゃん達)との関係性は田舎の素朴なパターナリズムであり、彼女に訪れる学びの体験も素朴な情動と関係性の学びである。
この原初的な共同体、人間関係、情動、を基本的な価値、肯定的価値として提示される。
このストレートな表現は監督が大人になったということか、あるいはそれをとうに通り越して、オタクに大人になれということなのか。
続く脚本を見ると後者であろう。
シンジは人里離れたところに住むケンスケのもとに移り、しかし彼の優しさを拒絶する。綾波とは対照的である。
彼のセリフ「何でみんな、こんなに優しいんだ」
これは彼が、何と言うべきか、彼なりに頑張ったからである。
そういう人に対して、世の人々はそれなりに優しい。
私がこれを理解したのは近年のことである。
監督も同じことを人生のある時期に感じたのではないだろうか。そしてそれをオタクへ伝えたかった。
しかしこれは、わかる人には言わなくてもわかるし、わからない人には言ってもわからない。そういうものだと思う。
TV版放映時の自分には当然わからない。どれだけ諭されてもわからない。
家出したシンジを見守るアスカもまた優しい。いや、それを超えた慈しみを持っている。
これは後のシーンにつながっていたようだ。
加地リョージと葛城。二人、あるいは三人の物語。これはやや傍らに追いやられた感がある。
さてシンジは今一度、ヴンダーに乗ることを決意する。戦うことを、エヴァにのることを。
決戦の直前、アスカはシンジに尋ねる。
なぜ殴ろうとしたのか。その答えは、アスカが乗った3号機を前に、殺すことも生かすことも選ばなかった、責任をとろうとしなかったから。
アスカはその応えを認め、シンジが大人になったと認めた。
礼を言う。弁当がおいしかった。
あの頃、たぶんシンジが好きだったと。
アスカはキャラクターが変わったと感じた。臆面もなくそんなことを言うことはなかったと思う。例え最後の会話だとしても。
マリはスッキリしたかと尋ねるが、一連のやり取りはアスカ自身の気持ちによるだけでなく、これはアスカからシンジへの贈与である。
マイナス宇宙での会話劇
「涙は自分しか救わない」辛辣な言葉だ。シンジの自己批判であり、成長の証左であり、また大人になれないオタクへの呪詛なのだろうか。
マイナス宇宙から、一人一人を送り返すストーリーはクロスチャンネルを想起させる。誰かがレビューを書いてくれるだろう。
ゲンドウの内面世界を掘り下げるのは予想外だった。
でもエヴァンゲリオンという作品世界の起点がどこかと考えると、ここに対して落とし前をつけないといけないのは必然なのかもしれない。
最後までエディプスコンプレックスの話ということになるのかなぁ
13号機を恐れるが故のATフィールド、シンジを恐れるが故のゲンドウのATフィールド。
敵ではなく、侵害ではなく、自らが感じる恐れがATフィールドを生み出すということが明示的に示された。
NeonGenesis、新しい世界を作る、エヴァがなくてもいい世界を作る、という言い回しがされている。
そして最後に宇部新川駅の実写が映る。
では、この世界がそのNeonGenesisを経た世界ということだろうか。
いつの間にか、いつまでも終わらない作品という感覚になっていたので、終わるとさみしいな。